焼津市は、静岡県中部に位置する市。漁港を中心に発展し、遠洋漁業・水産加工業が盛ん。県都・静岡市に隣接しており、静岡都市圏に属している。市名の由来は、日本神話で、日本武尊が東征の途中で地元の賊衆に襲われた時、草薙剣で葦を薙ぎ倒し、そこで賊衆を迎えうち、火を放って難を逃れた。その様相が烈火のように見えた、あるいはその火で葦が焼け燃え盛ったという伝承から、「焼津」と命名された。
駿河湾沿岸から3km程と海に近い。一帯は山塊をなしており、静岡平野と志太平野を分断している。東側は海まで山塊が続いており、その端は大崩海岸の絶景となっている。山頂の東側には、幅300mほどの間に、東海道線や東海道新幹線、東名高速道路が通る、日本の東西交通の要所となっている地点がある。西側は瀬戸川水系上流域の山塊、そのさらに北西側の大井川上流域・赤石山脈とつながっている。