A07

狭まる世界と変化する生命

人間もその恐ろしさをよく知っている。

過酷な自然界を様々な形で力強く生き抜く生物や植物などに関心を持ち、テーマとして取り上げた。その中で、私は蚕の「繭」を抽象的に表現した。

繭は活動停止した動物を包み込んで保護する状態でありこの作品はそんな繭を自然が包み込み守っている様を表している。

地球の環境変化により徐々に生き抜く為の方法を本能で作り上げる生き物たちだったが、
現代では人間の森林破壊などによって地球温暖化が進み、絶滅危惧種などが年々増えている。

小さな生き物、植物も皆人間と同じ 意思は持たずとして様々な形で必死に生き延びている。

自然を壊しているのは人間。だが、その人間によって生み出される命、植物もまたあるのだ。

人間、植物、全生物が住みやすく、共に共存できる世界を夢見て。

花材:バラ/ワックスフラワー/ユキヤナギ/オリーブ/ポリシャス/レザーファン/ぜんまい スターチス/ハボタン/ゴット 

造形素材:スタイロフォーム/ステンレスパイプ/漆喰/紙粘土/ベニヤ板/紙

サイズ:縦1250×横1350(㎜) 

ポートフォリオ

下の画像をクリックすると作品が閲覧できます。

One thought on “A19007

  1. 繭の中が気になりました。いつか新しい生命が誕生するのを待つように華が守っているかのような。きっと生き抜くために適応する術を身につけて出できてくれると思います。Homiさんのこれからと同じように楽しみです。

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